食事処春日 手作りこんにゃく作り

いよいよ生芋でのこんにゃく作り

いつもご愛顧頂き誠にありがとうございます。
1から作る春日のこんにゃく作り、
本日は本格的なこんにゃく作りに入っていきます!

写真はすりおろした生芋に、くぬぎからとった灰汁を入れているところです。
こんにゃくを固めるための凝固剤は、通常水酸化カルシウム使いますが、
春日では昔ながらのくぬぎ灰汁で作っています。

%e3%81%93%e3%82%93%e3%81%ab%e3%82%83%e3%81%8f%ef%bc%91

凝固剤のくぬぎ灰汁はくぬぎの木を燃やしてつくります。写真はくぬぎの木

%e3%81%8f%e3%81%ac%e3%81%8d%e3%82%99%ef%bc%91

%e3%81%8f%e3%81%ac%e3%81%8d%e3%82%99%ef%bc%92

 

写真がくぬぎの灰。
おおいたは椎茸の産地でもあるので、くぬぎの木を風呂焚きなどで使っていました。
その灰を使ってこんにゃくづくりをしていたのです。

くぬぎの灰をコーヒーのように濾過して灰汁をとっていきます。

%e3%81%93%e3%82%93%e3%81%ab%e3%82%83%e3%81%8f%ef%bc%92

こんにゃくを練り上げる

灰汁を加えたらこんにゃくを練っていきます。
灰汁も自然のものなので、濃い灰汁、薄い灰汁などとった木によって変わります。
熟年の匠が手で食感を確かめながら、こんにゃくの柔らかさを決めていきます。

%e3%81%93%e3%82%93%e3%81%ab%e3%82%83%e3%81%8f%ef%bc%93

写真はいい具合に練りあがったところです。少しだけこんにゃく風になってきました。

%e3%81%93%e3%82%93%e3%81%ab%e3%82%83%e3%81%8f%ef%bc%94

成形をしてからたっぷりのお湯で茹でる

こんにゃくの空気を抜くように、激しい音をたてて型に入れていきます。

%e3%81%93%e3%82%93%e3%81%ab%e3%82%83%e3%81%8f5

しっかり均して空気を抜きます。
この後、おもしを乗せてこんにゃくの形をきれいに固めます。

%e3%81%93%e3%82%93%e3%81%ab%e3%82%83%e3%81%8f%ef%bc%97

しばらく待つと、このようにきれいになります。
これを四角く切って……

%e3%81%93%e3%82%93%e3%81%ab%e3%82%83%e3%81%8f%ef%bc%96

茹でていきます。

%e3%81%93%e3%82%93%e3%81%ab%e3%82%83%e3%81%8f%ef%bc%98

茹で上がるとこんにゃくがぷかぷかと浮いてきます。
これにてこんにゃくの完成です!

%e3%81%8f%e3%81%ac%e3%81%8d%e3%82%99%ef%bc%93

こうして春日の手作り刺身こんにゃくの完成!

%e3%81%95%e3%81%97%e3%81%bf

茹でたこんにゃくは店舗で美味しく切り分けられ、お客様のもとへ!
毎日新鮮、出来立ての刺身こんにゃくです。
くぬぎの灰汁で柔らかくふるんとみずみずしいこんにゃくは、職人の手作業で作られます。
お店で刺身こんにゃくとして食べられるほか、売店コーナーでも販売しております。
ぜひぜひ、お召し上がりになる際は「刺身」でご賞味ください!

これからも伝統あるこんにゃく作りを守りながら、
美味しい味を伝えてまいります!
最後までお読みいただきありがとうございました!